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「絵本玩具」の解説 | ||
「絵本玩具」とは?
「絵本玩具」という言葉は、私の造語です。
- 「絵本玩具」とは、木のおもちゃを、絵本の絵を描くようにデザインし、彩色して作る、ヤマドリ工房の作品様式です。
- 木で作る事の技術的、デザイン的な制約の中でも、新しい技法や形、配色、世界観の可能性を探り、どの世代にも傾かない、大人の感性で作品を制作します。
- 「絵本玩具」のイメージを、絵本や絵の世界から広げてみる試みも、行っています。絵から作品へ、作品から絵へと、繋げています。
- 「絵本玩具」の作品デザインは、物語性のあるイラストイメージを優先しますので、立体作品とリンクした、絵の世界観を構築する事も、重要と考えてます。
「研究所」とは?
「研究所」としたのは、勝手に作ってしまった、「絵本玩具」というカテゴリーのスタイルが、未だ自分の中で定まっていませんので、今後これを模索しながら作品を作り、発表する、試行錯誤の場所だからです。
「ヤマドリ工房」とは?
工房名の「ヤマドリ」は、私の名前「西嶋」の、「嶋」を分解して、「山」と「鳥」で、ヤマドリと名付けました。
- 実際の工房は、自宅倉庫の一角を利用した、約8畳程の広さの作業場です。
絵本玩具の特徴
一般的な印象から云えば、国産の木製玩具(玩具に限らないでしょうが)では、「木の特性と強度、良好な加工性と量産性を配慮した、単純で安全なデザイン」と、「木肌の質感と安全性を重視した、無着色、又は無塗装」の製品が主流のように、見受けられます。
- つまり、木製玩具としてのデザインは、デザインが材と加工法を決定するのではなく、材と加工法が、デザインを決定する場合が、多かろうと思います。
- それでも尚、デザイン(絵)を主体として、色の着いた木製玩具を作りたい、作れないものかと、始めたのが「絵本玩具」です。ですから他の木製玩具よりも、着色を前提とした、絵画的なデザインを優先し、その上で加工上の制約を検討します。
- 色を塗る事の、デザイン上の利点は、塗り分けによる表現の多様性と、見た目の鮮やかさであり、欠点は、手間が掛かって、商品単価が跳ね上がる、という事でしょうか。又、複雑なデザインは何よりも、仕上げの手間が格段に増え、かつ難しくなりますので、これも販売に於いては、商品単価を上げる要因になります。
- 複雑なデザインを、成るべく効率的にスマートに表現する為に、本体の構造を芯となる材と、左右に張り合わせる材に分け、更に周辺のパーツを組み込む手法を多用します。これはむしろ、プラモデルに近い作り方ですね。
- ですから、私が作る「絵本玩具」の特徴は、絵本的な絵を、木を使って、模型的に作る玩具、というところでしょうか。今後作品を作るにつれ、そういった特徴もまた、変化していくかもしれません。
絵本玩具の対象年齢
販売を前提とした作品の場合は、対象年齢も考えた作りが、必要です。木のおもちゃは、ある程度のサイズになると、結構重たいものですし、私の作るタイプの玩具なら、一人遊びの用が主流かと思いますので、概ね3歳以上の子供〜大人を念頭に入れてます。
- 私の玩具は、色を塗りますので、乳幼児に対しては、木のおもちゃは無塗装が好まれる風潮にあっては、始めから問題外と考えてますが、玩具として作る以上、乳幼児が触れる可能性は当然ありますから、それを視野に入れて、作る必要があります。
- 壊れにくい構造や作り、怪我をしにくいデザイン、水性アクリル塗料の使用や、肌に悪影響が少ないミネラルオイルの仕上げ、等の配慮を行ってます。
- もっとも、アレルギィ症状では、個人個人で、その原因物質は違ってきますし、特に症状の出やすい子供に対して、市販の塗料や仕上げ材の安全を、完全に保障出来る根拠は、私には持ち得ませんので、販売の場合は予め使用材料など、明記する必要があろうかと思ってます。












