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娘が生まれた!
娘が生まれる前の一時期、航空機模型ばかり作ってました。航空機に詳しい訳ではありませんが、きっとそういう時期だったのでしょう。選んだのが、外国製の型崩れしたキットが多くて、これはむしろ、最初から木で作った方が早く無かろうか?と思っている所に、娘が生まれましたので、早速柔らかい木で、飛行機の玩具を作りました。それから今日に至るまで、木で玩具を作り続けています。
写真左はバルサを削って作った、豚の紅い飛行艇。手の平に収まる大きさです。何度も壊れて、何度も補修しました。写真中央はサメマリン号に乗ったタンタンとスノーウィと私の娘。角材の削り出し。写真右はボンネットバス。アガチス工作材の貼り合わせ。他にも色々作りました。
細かく精密に作る分野では、乗り物や人形の世界でそれぞれ、スタイルが固まってきていますが、そこまで極めるよりも、自分の世界観で作れる物が、欲しくなりました。
作ってみた!
本格的な玩具製作を決意したものの、意気込みだけが先行し、一体何をどう作って良いやら、ウジウジ悩んでましたので、これではイカンと、とにかく作ってみた作品。木の色だけでカラーデザインしてみたくて、塗料は使ってませんが、当初から仕上げは、ミネラルオイルを使用してます。この頃は仕上げ研磨が甘く、艶がありません。
更に作ってみた!
写真左:ウォルナットの板を挟む形で、樺材の薄板を左右に貼り付けて作った電車の、デザイン上の利点は、車体と台車部分を、立体的に分けて表現出来る事です。この電車は私のお気に入りです。
写真中央:試験的な製作ですので、取り敢えず色んなジャンルの物を、即興で作ってみました。右側の、目玉が付いたバスのような物は、いろんな色の樹種の材の薄板を、重ねて埋め込んだりしてますが、こういった作りは手間がかかるばかりで、玩具には向いてないと思いました。
写真右:動く玩具を作ってみよう、と思って作りました。車軸にカムが付いてます。これはこれで楽しいですが、小さく複雑な形なので、商品としては成り立ち難いと思いました。
塗ってみた!
写真左:始めて色塗装した玩具。塗装の試験の為の玩具ですから、形はとても単純です。無垢の木肌に、水性のアクリル塗料で塗ってます。水研ぎした広葉樹に、直にアクリル塗料を塗ったあと、更に仕上げ研磨してから、ミネラルオイルを塗る方法は思い付きで、果たしてそれで良いのかどうか、良く解らぬまま試しに塗ってみたのですが、意外と上手くいきました。案ずるより塗るが易し。
写真中央:「ロケットバス」と「ボート君」。「ロケットバス」は始めて名前を付けた玩具。このデザインは、今もお気に入りです。
「ボート君」はパーツ毎で全体を塗り分けたテスト作品。車輪はマホガニーで黒檀を挟んだサンドウィッチ構造。
写真右:「ロケットバス」デザインの亜流。こういった物は、最初にまとまった案が一番良くて、後から捻ってみても、左程良い結果は生まれませんね。
色々作りました。
目玉が付いた!
写真左:飛行機の様なスタイルの車をデザインした時、風防部分に目玉を付けてみました。目玉の描き込みは戦闘機に良く見られますが、遡れば、エジプト〜地中海辺りの古代から、船首に魔除けのシンボルとして使われており、普遍的なデザインでもありますね。
沢山作ったのは、尾翼の厚みを何とか薄く作れないものかと、張り合わせの枚数を変えてみたから。結局、上手くいきませんでした。薄くすると、車軸の支えも薄くなり、不安定です。かといって、分厚い尾翼は何とも格好悪いです。
写真中央:始めて目玉を付けた玩具。この目玉のデザインは、以降私の定番になります。何となく、こうなってしまいます。ところで、私はギリシャ神話のメドゥーサに些か関心があったのですが、この目玉に似たデザインが既に、「メドゥーサの眼」としてお守りになってる事を後で知り、ちょっと嬉しい反面、ガッカリもしました。もっとも、特別珍しい形でもありません。
写真右:これまでのデザインの要素をくっつけた作品。車軸の支えの幅を広くするために、靴を履かせたような格好の上から、車輪を取り付けました。これで全体がすっきりしてきました。ただし、こういった作りは、貼り合わせ精度が必要で、量産には向きません。
「目玉カー」。私のお気に入り。ここにきてようやく、何とかなりそうな予感が少ししてきました。デザインが先行して作ってますから、これが何の車かって事は、後から考えます。
